インターネットの特性

戦略を練る

インターネットの世界では、やみくもに動いても成果は表れません。
物事にはきちんとしたやり方があります。基礎的なことは押さえておかないと、いくら頑張ってもまったく成果が出ないことがあります。

 

ネットの世界はリアルとは異なる条件がたくさんあります。まずそこを把握しておかないといけません。そのため基本的な戦略を述べていきます。

 

格差が激しい

インターネットビジネスの世界では「オール・オア・ナッシング(All or Nothing、すべてを取るか何も取れないか)」という言葉があります。これはつまり、ビジネスで成功する人はすべての利益を独占して大儲けができる一方、成功しない人はまるでもうけが出ない、という意味です。
これはネットの恋愛の世界でも、ある程度まで当てはまることがあります。モテる人はものすごくモテて、モテない人はとことんまでモテないという具合にです。

 

歌い手の例

有名な動画サイトでニコニコ動画というのがありますが、ここで歌を歌う動画を出して人気を得る人のことを「歌い手」と呼びます。
しばしば男性の歌い手たちはファンの女性を食い(エッチして)、ネット上でも炎上騒動を巻き起こしてきました。

 

歌い手というのはたくさんいますが、有名になれる人はごく一部の人だけです。そしてその有名人たちは有名であるために、たくさんの女の子をファンにつけることができ、したがって恋愛(エッチ)することができるわけです。
ところが有名になれないほかの多くの歌い手たちは、ファンの数はスズメの涙ほどしかつかず、したがってファンもつかずにモテることもありません。

 

この格差が非常に広いのがネットの特徴です。有名な人はものすごく有名になり、有名でない人は全く有名になれないのです。

 

リアルでも歌を歌ってある程度モテるということは可能です。たとえば学校で軽音楽部に所属してボーカルをやったり、地域のイベントで歌を歌ったり、友達同士でカラオケに行ってちょっとした有名人になれるかもしれません。
しかしネットでは、成果が出ないときはまったく成果が出ません。

 

なぜでしょうか?

 

洋服店の例

ここで少し恋愛から離れてビジネスの話をしてみます。

 

洋服店を例にとってみましょう。リアルに存在する洋服店で、皆さんどのお店に行くでしょうか?
あなたが都市部から離れた地方に住んでいるとすると、ちょっと服を買うためにいちいち都市部まで出ることはできません。
よほど服にこだわりがあったりしていい服を手に入れたいなら別ですが、たいていは近くの店で済ませます。これは都市部まで出るのに移動距離がありすぎて、お金も時間もかかりすぎてしまうからです。ここが重要です。

 

お店側から見れば、都市部の真ん中に店を構えなくても、都市部の有名なお店よりも提供できる質が劣っていたとしても、お客がゼロになることはありません。地方の客は都市部まで簡単には出られないという制限があるので、地方のお店で買うしかないからです。

 

ところがインターネットの通販で洋服を買う場合、全国どこでも配送してくれるのであれば、質の悪い小さなお店を見る必要はありません。ネットで検索し、できるかぎり日本最高の通販ショップを探り、そこで買い物をしようとするでしょう。
これによってネット上の小さな店は、大きな店に勝てなくなります。通販という形ではリアル店舗のような「地理的な制限」がないため、客は最高のお店にのみ行けば事足ります。

 

お客にとって、地理的な制限がなければ、一番いいお店だけ行けばいいのです。ほかの小さなお店は相手にしません。
だからネットでは、小さなお店はつぶれ、最高レベルのお店だけ生き残ります。そしてその大きなお店がすべての客を独占するため、大儲けすることができます。

 

ネットは地理的な制限がないからこういうことが起こるのです。
リアルでたとえるなら、人々がみんな瞬間移動できるようなものと考えてください。もしあなたが地方に住んでて、いつでも自由にどこへでも瞬間移動できるとしたら、地方の小さなお店にはいかず、日本一、いや世界一の一番いいお店しか使わなくなるでしょう。

 

またネット上では地理的な問題がないため、全国の人々がお店なり動画サイトになり集まります。
ネット上の一つの場所にものすごい人口が集中する状況になります。しかしそれの閲覧者は集まったすべての人をすべて見るほどの時間はありません。よって何らかの方法で順位づけされた上位のほうだけ目に入ることになります。

 

歌い手の例を見てみましょう。全国から歌い手が集まり、動画サイトに投稿します。すると歌い手が投稿した動画はその動画サイトではものすごい総数になります。
それらすべてを視聴者は閲覧することができません。数が多すぎて全部見る時間がないからです。
するとどうなるかというと、何らかの方法で順位をつけて並べ替え、上位の者から順に見ていくことになります。
たとえば「人気ランキング」「再生数ランキング」のような並び替えをし、人気順に見ていきます。このような並び替えが生じることで、上位にはものすごい閲覧数が出ますが、下位の方にはまるで誰も来ないという状況が作られます。

 

これがリアルだと、ここまでの格差は起こりません。たとえば学校の軽音楽部で歌っている場合です。
学校という組織に属している限り、音楽の視聴者にとって「並び替え」は学校の中で行われます。「学校の中で一番歌のうまい人の歌を聞きに行こう」ということになります。だから歌う側にとっては学校一になればいいのであって、日本一になる必要はありません。
ネットの世界では、このように学校や地域という枠組みが存在しないために、日本という非常に大きな枠組みの中で上位を取らなければならず、難易度が非常に高いというわけです。
もちろん、それで成功したときはものすごい大成功になりますが、失敗すれば何の成果も出せずに終わることも少なくありません。

 

格差の少ない方法を選ぶ

それではどうするべきか?日本一になれるようにものすごい努力でもすればいいのでしょうか?歌が得意なら、動画サイトで有名人になれるくらい頑張ればいいのでしょうか?

 

それはさすがに難しすぎます。おそらく頓挫するでしょう。

 

ネットの世界は格差が大きいといいましたが、すべての場所においてこのような格差が存在するわけではありません。
先ほど述べたネット通販や動画投稿などは格差の大きい典型例ですが、格差の少ない場所もあります。たとえばSNSです。

 

ツイッターを始めSNSでは人々はほかの人との交流目的で使っています。したがってそこには双方向的なコミュニケーションが存在します。

 

先ほど述べた店舗や歌い手の例では、コミュニケーションはほぼ一方通行です。歌い手を例にとれば、一人の歌い手に大量のファンがついている状態です。
したがって歌い手側からすれば、ファンの数が多すぎてすべてのファンに丁寧に相手するほどの時間はありません。よほど熱心なファンとか、オフ会を開催したらついてくるようなファンとか、ともかくファンの選別が行われます。
人気の歌い手になればなるほどファンの選別が行われるので、多くのファンにとっては歌い手と直接コミュニケーションを取ることはできません。
これは昔なら人気のアイドル歌手と同じで、ファンレターを送っても歌手は数が多すぎて全部読み切れないだろうし、もちろん返事を返すこともできないでしょう。コミュニケーションはファンから歌手へと一方的なものです。

 

ツイッターのようなSNSでも有名人のアカウントがあり、ファンの人たちは有名人の発言を見ていますが、彼らは有名人と直接コンタクトを取れるわけではありません。
ファンの目的は有名人とコミュニケーションを取ることではなく、有名人の発言をネタにしてSNSの友達と盛り上がることです。SNSはそのような用途で使われています。

 

このような場では有名人や有名店舗のような「1対多数」の法則が通用しません。SNSの利用者は双方向のコミュニケーションを求めているので、自分が有名人でなくてもこれら「友達の輪」に入ることができれば、ある程度の人数をコミュニケーションを取れるわけです。

 

このように、ネットのすべての場所で大きな格差が生じているわけではありません。この激しい競争に勝てればそれに越したことはありませんが、競争せずに異性と知り合う方法もたくさんあるので、そちらを狙ったほうが成功しやすいです。

 

 
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