出会いにくい社会構造

現代社会は恋愛・結婚しにくい

現代社会は、明らかに昔よりも恋愛・結婚しにくくなっています。
その理由は一概にいうことはできず、さまざまな理由が複雑に絡み合ってこのようになっています。
しかしながら、説明しやすい問題もあるので、これらについて少し知っておくのも無駄ではありません。

 

過保護社会・過剰セキュリティな日本社会

現代の特に日本では、過剰に恐怖をあおる傾向があります。

 

たとえば昔は「ストリートナンパ」といって、道行く女性に声をかけ、そのまま恋愛するということが普通にありました。
さすがに繁華街でいきなり話しかけるのは怪しいのですが、たとえば旅行先の電車で隣に座った人とか、スキー場でたまたま隣で昼食を取っていて「一緒に滑らない?」などと話が発展して、恋愛に発展することも珍しくありませんでした。

 

ところが現代でこれをやってしまうと、警察を呼ばれて逮捕されかねません。
なぜでしょうか?一つは、人々が「街中で突然声をかける」ことに対して、過剰な恐怖心を持っていることです。
知らないところで知らない人に声をかけられるのは、恐ろしいことなのです。多くの人が「知らないところで知らない人に声をかけられると、誘拐されたり乱暴されるかもしれない」と考えています。
しかしもちろん多くの場合はこれは無用の心配で、事件に発展することなどめったにありません。

 

これはしばしば、マスコミに原因があるといわれています。マスコミがこの手の事件ばかり報道するため、人々は過剰に恐怖心をあおられているのです。
現に犯罪の発生件数を見ても、30年前よりもほとんどの犯罪は減少しています。犯罪は減っているのに、人々は以前よりも「自分が犯罪にあいやすい」と考えているのです。

 

街中で女性に話しかけるだけでも「声掛け事案」として通報されるような社会になってしまっては、恋愛もやりにくくなってしまうのも無理はありません。

 

一部の悪質な人々とそれに対応する規制

恋愛に対抗する「規制」が事前に張られてしまい、思うように恋愛できない、恋愛しにくい風潮が作られています。

 

たとえばSNSでの男女の出会いを例に見てみましょう。
以前、といっても10年くらい前の話ですが、SNSでは盛んに「オフ会」なるものが開催され、ここで男女が自由な出会いと恋愛を楽しむことができました。
オフ会というのは、ネットを通じて知り合った人たちがリアルで集まっておしゃべりをしたり飲み会などをすることです。
リアルで出会いがなくても、SNSを使って男女が出会うことができたのです。

 

しかし一部の悪質な人々、たとえば「出会い厨」と呼ばれるエッチだけが目的の人たちがこのオフ会に盛んに出てくるようになったため、オフ会に出てくる「普通の人たち」が迷惑するようになりました。
そこでオフ会の主催者たちは、「オフ会でのナンパ行為禁止」という条件を付けるようになりました。
これでいわゆる出会い厨はオフ会に出てこれなくなったわけですが、しかしナンパ禁止などという条件を付けられたのでは、ふつうの自然な恋愛がしたくて参加した人も異性に声をかけることができません。

 

こういった規制は、いろんなところで見ることができます。フリーマーケットや社会人サークルなどの、若い男女が自然に出会えるような場所でも「出会い行為禁止」などの条件が出されてしまい、自然な恋愛がしにくくなっています。

 

このように、一部の悪質な出会い厨が出てきて、それに応じて主催者が出会い行為禁止の条件を出すという流れで、多くの恋愛の機会が失われています。

 

女性の自立やお見合い制度の廃れ

これはすでに少子化などの社会問題であちこちで論じられるような内容ですが、現代社会は少なくとも昔に比べると女性が経済的に自立しやすく、そのために「結婚する必要がない」という理由です。

 

昔の女性は「家事や子育てをするもの」という性的な役割分担が強く残っていたので、女性が社会進出、つまり一生働き続け、男性と同じくらいの給料をもらうということは考えられないことでした。
今から40年も前には、女性は学校を卒業してから会社に入っても、2,3年程度で辞めてしまうのが普通でした。
今の若い方たちには信じられないかもしれませんが、女性が10年も仕事を続けていれば「結婚できない女性」として笑われてしまうような社会だったのです。

 

そもそも女性が会社に就職する理由というのも、「会社でいい結婚相手を探す」のが目的でした。社内の男性も会社の上司も彼らの親世代もそのように女性を見ていたので、この時代にはみんな簡単に結婚できたのです。

 

また社会的に「恋愛結婚」を重視する風潮から、伝統的なお見合い制度というものがなくなってきました。
お見合いというと、近所の面倒見のいいおばさんが地域のコミュニティを使って紹介するようなイメージがありますが、昔は会社ぐるみでお見合いをしていました。
ある日突然上司が「この喫茶店へ行って来い」というので、行ってみたら若い女性とその両親がいて結婚前提での付き合いが・・・なんて話もあるくらいです。
社会全体が、独身者をさっさと結婚させてしまおうという風潮でした。女性が30間近にもなると、これはいけないと周囲全体が大量の男性を次々と紹介したような時代でした。

 

今はもうそんな風潮は残っていません。会社にも男女問わず、たくさんの独身者があふれています。

 

 

理由を探しても意味はない

以上の説明はすでに社会問題として広く認識されており、たくさんの要因が絡み合っていて、一概にこれが原因だということはできません。

 

さて、これらの問題を一通り説明しておいてなんですが、恋愛しにくい理由をいくつ探してみても恋愛できるようにはなりません。
肝心なのは、あなたがどうやって恋愛を成功させるかであり、恋愛できない理由を探すことは意味のないことです。

 

しかし現代が恋愛しにくい社会構造になっており、もはや「普通の人たち」でも非常に恋愛・結婚しにくくなっているという事実は、知っておいても損はないでしょう。
少なくとも無策のまま何もせずに放置しても、昔のように「そのうち結婚できる」などと考えないようにしましょう。そのように皆さんに危機感を持ってもらうためにも、こういった社会的な事情は知っておいた方がいいでしょう。

 

もしも身近なお年寄りに「なに、そのうち結婚できる」などといわれても、真に受けないようにしてください。上記ののように、今はもう昔とは違うのです。

 
全サイトマップ メルマガ登録